正しいヒゲの剃り方とは？自己処理後のケアも解説

「ヒゲ剃りで出血してしまう」
「ヒゲ剃り後は肌がヒリヒリする」
このような悩みはありませんか？

毎朝ヒゲ剃りをすると、肌に負担がかかり肌荒れの原因になります。肌のためにも、なるべく正しい剃り方で処理しましょう。

そこでこの記事では、皮膚科医が『正しいヒゲ剃りの手順』や『自己処理後のケア方法』について解説します。

「毎朝の剃りで肌荒れがひどい」「ヒゲ剃り後のケア方法を知りたい」方は、ぜひ最後までご覧ください。

正しいヒゲ剃りの手順

ヒゲ剃りを適当にすると、カミソリ負けや肌荒れを起こす原因になるので注意しましょう。

正しいヒゲ剃りは下記の手順です。

• ①洗顔する
• ②ヒゲと皮膚を温める
• ③シェービング剤をたっぷり塗る
• ④毛の流れに沿ってヒゲを剃る
• ⑤ぬるま湯で洗顔する
• ⑥冷水で毛穴を締める
• ⑦肌を保湿する

1つずつ詳しく解説します。

洗顔する

まずはぬるま湯で顔全体を濡らし、洗顔料を使用して洗顔しましょう。

就寝中も肌は代謝して老廃物が分泌されるため、起床後の肌は雑菌が多く潜んでいます。洗顔で顔に付着している汚れや皮脂・雑菌を落とさないと、カミソリにも雑菌が移り繁殖する可能性も。

雑菌付きのカミソリでヒゲを剃ると、肌トラブルの原因になるので注意しましょう。

ヒゲと皮膚を温める

洗顔後は、ヒゲが生えている部分とその周辺を蒸しタオルで2〜3分ほど温めましょう。濡らしたタオルをラップに包み、1分ほど電子レンジで加熱すれば蒸しタオルの完成です。

ヒゲに水分を与えて柔らかくすることで、カミソリの滑りがスムーズになり、カミソリ負けが起こりにくくなります。

シェービング剤をたっぷり塗る

肌を保湿したあとは、シェービング剤をまんべんなく塗りましょう。シェービング剤の量が少なければ、その分肌へのダメージが大きくなり剃り残しも目立ちます。

シェービング剤を塗るときはヒゲが目立つ部分だけではなく、カミソリの刃が当たる部分まで塗ってカミソリ負けを予防しましょう。

毛の流れに沿ってヒゲを剃る

基本的なシェービング方法には、以下の3つがあります。

• 順剃り：毛の生えている方向に沿って剃る
• 逆剃り：毛の生えている方向に逆らって剃る
• 張り手：カミソリを持っていない手で皮膚を引っ張りながら剃る

順剃りとは、毛の生えている方向に沿って剃る方法です。肌への負担が少ない剃り方なので、まずは順剃りでヒゲ剃りをしましょう。

ただし、アゴ下や口まわりなど、順剃りだけでは剃りきれない部分もあります。これらの剃り残し部分には、毛の生えている方向に逆らって剃る逆剃りを試しましょう。

はじめから逆剃りでヒゲ剃りすると肌を傷つけてしまうため、この順番で剃るのがポイントです。

順剃り・逆剃りを終え、最後に行うのが張り手です。張り手はカミソリを持っていない手で皮膚を引っ張り、深剃りをする方法です。

剃り逆・逆剃り・張り手を使い分けると、カミソリ負けせずキレイにヒゲが剃れるでしょう。

ぬるま湯で洗顔する

ヒゲを剃り終えたら、ぬるま湯で顔全体を洗い流しましょう。熱湯で流すと潤いを保つ油分まで洗い流してしまうため、30～35℃くらいのぬるま湯がおすすめです。

シェービング剤が肌に残ると雑菌が繁殖し、かゆみや肌荒れを引き起こす原因になります。見落としやすい耳の後ろやアゴ下などは入念に洗い流してくださいね。

洗顔の正しいやり方ついては、下記の記事で詳しく解説しています。

【医師監修】メンズ洗顔の正しいやり方とNGな洗顔方法を解説▶︎

冷水で毛穴を締める

シェービング剤を洗い流した後は、冷水で毛穴を締めましょう。

毛穴が開いたままだと雑菌が繁殖しやすくなり、肌のかゆみやヒリヒリ感を発生させる原因になります。

肌を保湿する

顔の水分をタオルで優しく拭き取ったら、化粧水や乳液で保湿しましょう。

ヒゲ剃り後は、角質層が傷つき肌が弱っている状態です。保湿ケアすることで乾燥から肌を守り、肌のバリア機能が高められます。

もし化粧水や乳液でしみる場合は肌が傷ついているため、皮膚科を受診しましょう。

自己処理後のケア方法

前述のとおり、ヒゲ剃り後の肌は角質層が傷ついているため保湿ケアは大切です。ヒゲ剃り後は肌の保湿機能が低下し乾燥しやすいため、できるだけ早くケアしてください。

保湿アイテムは、化粧水・乳液・クリームを使用します。

まず化粧水を手のひらに馴染ませ、顔全体にまんべんなく浸透させます。その後、水分が蒸発しないように乳液やクリームでフタをしましょう。

化粧水や乳液のほかに、肌に潤いを与えるアフターシェーブローションもあります。適量を手のひらに広げ、ヒゲ剃りをした部分中心に塗ります。気になる部分は重ねづけして馴染ませましょう。

その後は化粧水と同様、乳液やクリームを塗ると保湿力が高まります。

脱毛中は電気シェーバーがおすすめの理由

「脱毛中はカミソリでヒゲ剃りしていい？」
このような疑問が出てくると思うので解説します。

脱毛中のヒゲ剃りは電気シェーバーを利用しましょう。

カミソリや毛抜きで自己処理すると肌のバリア機能が低下し、赤みや腫れ・毛嚢炎・埋没毛など肌トラブルを起こす可能性があります。肌トラブルが悪化すると、施術を中止することもあるでしょう。

また、脱毛機器は毛に含まれるメラニン色素に反応します。毛を抜くとメラニン色素も取り除くことになり、脱毛効果が減少するので毛抜きはNG。

電気シェーバーなら刃が直接触れないため、肌への負担が軽減できます。毛根に毛が残っているので脱毛効果も実感できるでしょう。

ヒゲの剃り方のまとめ

今回のまとめです。

①正しいヒゲ剃りは下記の手順です。

• 洗顔する
• ヒゲと皮膚を温める
• シェービング剤をたっぷり塗る
• 毛の流れに沿ってヒゲを剃る
• ぬるま湯で洗顔する
• 冷水で毛穴を締める
• 肌を保湿する

②基本的なシェービング方法には下記の3つがあります。

• 順剃り：毛の生えている方向に沿って剃る
• 逆剃り：毛の生えている方向に逆らって剃る
• 張り手：カミソリを持っていない方の手で皮膚を引っ張りながら剃る

③ヒゲ処理後は、化粧水・乳液・クリーム・アフターシェーブローションで保湿する

④脱毛中のヒゲ処理には、肌を傷つけにくい電気シェーバーを使用する

以上です。

もし「毎日のヒゲ剃りがめんどう」「ヒゲ剃りで肌荒れに悩んでいる」なら、ヒゲ脱毛がおすすめです。

ヒゲ脱毛が完了すれば毎日のヒゲ剃りがなくなり、カミソリ負けや肌荒れから解放されますよ。

メンズルシアでは「ヒゲ脱毛トライアルプラン」も用意しているため、ヒゲ脱毛を検討している方は、メンズルシアクリニックへお気軽にご相談ください。

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