毛嚢炎(毛包炎)とは?毛嚢炎の原因から予防方法までをわかりやすく解説!

  • 2024.06.14
  • 2022.09.16
毛嚢炎(毛包炎)とは?毛嚢炎の原因から予防方法までをわかりやすく解説!

ヒゲ剃りや脱毛をした後に、赤いブツブツができた経験はないでしょうか?
もしかすると、細菌に感染して炎症を引き起こす毛嚢炎(もうのうえん)かもしれません。

毛嚢炎の主な原因は、ヒゲ剃りやムダ毛の自己処理などの日常的な行動にあります。

この記事では、毛嚢炎の原因や症状・自分でできる対処法・予防方法について詳しく解説します。

毛嚢炎に関する正しい知識を身につけ、肌の赤みやブツブツなどの悩みから解放されましょう。

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毛嚢炎(毛包炎)とは

毛嚢炎(毛包炎)とは

毛嚢炎(もうのうえん)や毛包炎(もうほうえん)は、毛穴の奥にある部分が炎症を起こしている状態です。

毛嚢炎と毛包炎の原因や症状は同じですが、炎症が深くまでおよぶ場合は『毛嚢炎』、浅い場所にとどまる場合は『毛包炎』と呼びます。

毛嚢炎の主な症状は、次のとおりです。

  • 痛み
  • かゆみ
  • 毛穴の赤い腫れ
  • 膿(うみ)を持つふくらみ

毛嚢炎ができやすい部位や、悪化した場合の症状についても見ていきましょう。

毛嚢炎ができやすい部位

毛嚢炎は全身のどこにでもできる可能性がありますが、特に以下のような部位にできやすいとされています。

  • 襟足(うなじ)
  • 太もも
  • 背中
  • お尻
  • デリケートゾーン

毛が密集している部位は湿気が溜まりやすいため、毛嚢炎の原因となる細菌が繁殖しやすい環境です。

太ももやお尻は下着との摩擦が生じやすいことから、毛嚢炎を発症しやすいといえます。

毛嚢炎は悪化すると「せつ」「よう」になる

毛嚢炎が進行すると、毛穴全体に炎症が広がり『せつ』や『よう』と呼ばれる状態になります。

『せつ』とは痛みを伴う膿(うみ)が溜まってできもののことで、症状が進行すると痛みや赤みが強くなり、中心部に硬い膿のかたまりができて『しこり』のような状態になります。
数日から数週間で中心部がやわらかくなり、できものが破裂して膿が出ると、痛みや腫れが急速に引いていきます。

『よう』とは『せつ』が進行したもので、複数の毛穴に炎症がおよぶ状態です。
『よう』の状態まで進行すると、全身のだるさや発熱などの全身症状を伴うこともあるため、早めに医療機関を受診するのがおすすめです。

毛嚢炎の原因

毛嚢炎の原因

毛嚢炎の原因は、ムダ毛処理や脱毛などによって傷ついた皮膚への細菌感染です。

免疫力が低下していたり、皮膚のバリア機能が損なわれていたりすると、細菌感染のリスクが高まります。

毛嚢炎の主な原因菌は黄色ブドウ球菌表皮ブドウ球菌であり、『マラセチア菌』や『緑膿菌』などへの感染も原因となる場合があります。

ムダ毛処理(ヒゲ剃り)

カミソリを使用したムダ毛処理は皮膚を傷つけやすく、毛嚢炎のリスクが高まります。

毛嚢炎の主な原因となる黄色ブドウ球菌表皮ブドウ球菌は、わたしたちの皮膚に常に存在する常在菌です。

常在菌は皮膚を守る役割を果たしますが、傷ついた皮膚に侵入して炎症を引き起こし、毛嚢炎の原因になる場合もあります。

脱毛

脱毛施術が毛嚢炎の原因になることもあります。

医療レーザーによって発毛組織を破壊する過程で、一時的に皮膚のバリア機能が低下するためです。

皮膚のバリア機能が低下したデリケートな肌に細菌が侵入すると、毛嚢炎を引き起こす可能性が高まります。

管理が不十分な温泉施設やプールの利用

管理が不十分な温泉施設やプールで繁殖しやすい『緑膿菌』に感染し、毛嚢炎が生じるケースもあります。

緑膿菌の感染によって起こる毛嚢炎は温浴毛包炎と呼ばれています。

毛嚢炎とニキビの違い

毛嚢炎とニキビの違い

毛嚢炎とニキビは見た目が似ているものの、原因となる細菌や、できやすい部位が異なります。

名称 毛嚢炎 ニキビ
原因菌 黄色ブドウ球菌
表皮ブドウ球菌など
アクネ菌
発症部位 全身どこでも 顔・背中
発症時期 特に年齢は関係ない 思春期に多い

毛嚢炎の主な原因は黄色ブドウ球菌であり、全身のどこにでもできる可能性があります。

一方で、ニキビの原因はアクネ菌です。
ニキビは思春期にできることが多く、顔や背中にできやすい特徴があります。

毛嚢炎ができたときの対処法

毛嚢炎ができたときの対処法

毛嚢炎になったら、適切な対処が大切です。

軽い毛嚢炎であれば、基本的には自然に治るため、むやみに触ったり膿(うみ)を出したりしないようにしましょう。

早くキレイに治すなら、早めに皮膚科に受診するのがおすすめです。

自然治癒を待つ

個人差はあるものの、軽度の毛嚢炎であれば数日〜1週間ほどで自然に治癒します。

自然治癒を待つ間は、肌を清潔に保って無理に触れないことが大切です。

自分で膿を出すのはやめる

膿(うみ)が溜まると、つぶしたくなる方は多いでしょう。

しかし、自分で無理やり膿(うみ)を出すと毛嚢炎の治りが遅くなるだけでなく、感染が広がって炎症を悪化させる可能性もあります。

どうしても気になる場合はつぶすのではなく、皮膚科を受診して相談するのがおすすめです。

市販薬を塗る

軽い毛嚢炎であれば、抗菌成分配合の市販薬を塗ることで、症状が緩和される可能性があります。

市販薬を塗るときは、清潔な手で触れるようにしましょう。
汚れた手で市販薬を塗ると、かえって細菌を塗り広げてしまう可能性があります。

毛嚢炎の原因菌は、黄色ブドウ球菌や緑膿菌などさまざまであるため、効果的な治療をするには原因菌に応じた薬の使用が重要です。

毛嚢炎を早くキレイに治したいなら、皮膚科を受診して最適な薬を処方してもらうのがおすすめです。

悪化する場合は皮膚科を受診する

毛嚢炎の膿(うみ)が広がったり痛みが強くなったりする場合は、皮膚科を受診しましょう。
そのまま放置すると、毛嚢炎の治りが遅くなる可能性があります。

つらい症状を長引かせないためにも、医療機関で適切な治療を受けることが大切です。

毛嚢炎の治療方法

毛嚢炎の治療方法

皮膚科で毛嚢炎(毛包炎)と診断された場合は、主に外用薬が処方されます。

症状が進行している場合は、皮膚を切開して膿(うみ)を出す処置が行われる場合もあります。

抗菌成分を含む外用薬を塗る

毛嚢炎の治療では、主に抗菌作用のある外用薬がよく処方されます。

医療機関では毛嚢炎の原因菌に応じた薬が処方されるため、市販薬よりも高い治療効果が期待できます。

処方された薬は、医師や薬剤師の指示にしたがって忘れずに使用しましょう。
指示どおりに使用することで、より早くキレイに毛嚢炎を治せる可能性が高まります。

皮膚を切開して膿を出す

毛嚢炎が進行して「せつ」や「よう」の状態になっており、薬での治療が難しいと判断された場合は、皮膚を切開して膿(うみ)を出す場合もあります。

切開後は患部を清潔に保ち、処方薬を出された場合は医師の指示に従い正しく使用しましょう。

毛嚢炎の予防方法

毛嚢炎の予防方法

毛嚢炎は、日ごろのスキンケアや生活習慣を工夫することで予防できる可能性があります。

ここからは、自分でもできる具体的な予防方法をご紹介します。

肌を清潔に保つ

基本的な毛嚢炎の予防方法は、肌を清潔に保つことです。

汗をかきやすい部位は念入りに洗い、清潔な状態を保ちましょう。
シャンプーのすすぎ残しが毛嚢炎の原因になることもあるため、お風呂を出る前に頭や体を十分に洗い流すことも重要です。

より効果的に予防したい場合は、抗菌効果のある石けんを使用するのもおすすめです。

保湿ケアをする

乾燥した肌は傷つきやすく、毛嚢炎を引き起こしやすいため、日ごろの保湿ケアも大切です。

入浴後は特に肌が乾燥しやすいため、忘れずに保湿しましょう。
入浴後、肌の水分が残っている状態で保湿クリームを塗ると、より保湿効果が高まります。

また、ムダ毛処理をした後も肌のバリア機能が低下しやすいため、忘れず保湿クリームを塗りましょう。

肌の乾燥を防ぐことで、毛嚢炎の原因となる細菌の侵入を抑えられます。

日焼け対策をする

日焼けをすると、紫外線のダメージによって肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると細菌に感染しやすくなり、毛嚢炎のリスクが高まります。

外出時は必ず日焼け止めを塗り、紫外線から肌を守りましょう。

もし日焼けをしてしまった場合は、すばやく保湿ケアをし、肌のバリア機能の低下を最小限に抑えることが大切です。

日焼けについては、下記の記事で詳しく解説しています。

参考記事:脱毛中の日焼けがNGな理由とは?対処法と日焼け対策を解説▶︎

ムダ毛の自己処理に注意する

ムダ毛の自己処理は、肌を傷つけやすい行為です。
特にカミソリでの処理は肌への負担が大きいため、なるべく避けましょう。

ムダ毛を自己処理する場合は、肌への負担が少ない電気シェーバーを使用するのがおすすめです。

生活習慣を整える

規則正しい生活習慣を送ると、体調が整うだけではなく、肌のターンオーバーが正常化して毛嚢炎予防につながります。

普段の生活習慣を見直し、栄養バランスのよい食事や適度な運動を心がけてみましょう。

お酒の飲みすぎやタバコの吸いすぎなどの自覚がある方は、なるべく控えることも大切です。

毛嚢炎が心配な方はアフターケアが充実のメンズルシアへ

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ヒゲ剃りやムダ毛の自己処理によって毛嚢炎をくり返している方は、医療脱毛を検討するのもおすすめです。

ムダ毛を自己処理する頻度が減り、肌へのダメージが軽減されれば、毛嚢炎になるリスクも下げられます。

医療脱毛で毛嚢炎が生じる可能性もありますが、メンズルシアでは、脱毛の専門的な知識とスキルを保有したスタッフが安全性に配慮して施術しています。

万が一肌トラブルが発生しても、アフターフォーローの追加料金はかからず、医師による診察や薬の処方は無料です。

毛嚢炎のリスクについて不安に感じている方は、ぜひメンズルシアでの医療脱毛をご検討ください。

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記事の監修者

メンズルシアクリニック 医師野口 健人

経歴

  • 広島大学医学部 卒業
  • 公立学校共済組合近畿中央病院 臨床研修医
  • 美容クリニック 勤務
  • メンズルシアクリニック 勤務

医療脱毛に関するQ & A

  • 毛嚢炎は自然に治るまで何日かかりますか?

    個人差はありますが、通常であれば数日〜1週間ほどで自然治癒します。

    ただし、放置すると症状が悪化する可能性もあります。

    医療機関で治療を受ければ、悪化した毛嚢炎も短期間で改善するケースも多いため、早めに皮膚科を受診しましょう。

  • 毛嚢炎がなかなか治らないときはどうしたらいいですか?

    毛嚢炎がなかなか治らない場合は、自己判断で対処せずに皮膚科を受診してください。

    カミソリや毛抜きによるムダ毛処理を頻繁に行っている場合は、肌が傷ついて毛嚢炎の原因になっている可能性があるため控えましょう。

    頻繁に毛嚢炎をくり返している場合は、皮膚科で原因を調べてもらい、適切な治療を受けることが大切です。

  • 毛嚢炎は他人にうつりますか?

    毛嚢炎の原因菌は日ごろから皮膚に存在する常在菌であり、感染力の高い細菌ではないため、他人にうつることはありません。

    ただし、毛嚢炎があるときに、自分の体の他の部位に広がることはあります。
    毛嚢炎がデリケートゾーンにもできるケースもありますが、性行為ではうつりません。

    毛嚢炎と似た皮膚疾患のひとつに『性器ヘルペス』が挙げられます。
    毛嚢炎によるものと思っていた症状の原因が性器ヘルペスであった場合は、性行為でうつる可能性があります。

    デリケートゾーンにブツブツができた場合は、自己判断せずに皮膚科を受診して正しい治療を受けましょう。

  • 毛嚢炎ができたら何科を受診すればいいですか?

    毛嚢炎は皮膚の病気であるため『皮膚科』を受診するのが適切です。

    お尻やデリケートゾーンに毛嚢炎ができた場合でも、皮膚科への受診で問題ありません。

よくあるご質問

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メンズルシアクリニックでは、経験豊富なカウンセラーが患者様のお悩みをヒアリングし、どのプランが最適であるかをご提案いたします。無理に高いコースを勧めたり、希望しないプランを契約させていただくことは決してありません。料金体系に納得いただいたうえで脱毛を始めることが可能です。

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