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【医療脱毛の注意点とは】脱毛前と脱毛後に分けて皮膚科医が解説
- 2024.06.14
- 2022.08.15
「脱毛を受けるときに気をつけることはある?」
という悩みを抱えていませんか?
そこでこの記事では、医療脱毛の注意点を「脱毛前」と「脱毛後」に分けて医師が解説します。
3分ほどで読めるので、医療脱毛を検討している方は最後までご覧ください。
脱毛前の注意点
脱毛を受ける前は、下記6点に注意しましょう。なぜなら、肌トラブルや施術が受けられない原因となるからです。
- 日焼けをしない
- 予防接種後は避ける
- 脱毛前の自己処理は必須
- 乾燥しないように保湿する
- 飲酒や激しい運動は避ける
- 脱毛当日は制汗剤や日焼け止めを使わない
肌トラブルを防ぐため、脱毛効果を高めるために詳しく解説します。
日焼けをしない
脱毛前は日焼けに気をつけましょう。主な理由は下記の3つです。
- 日焼けした肌は乾燥しやすく敏感になっているから
- 肌の黒さにレーザーが強く反応して火傷を起こすリスクがあるから
- レーザーの熱が肌表面に分散されて毛根までエネルギーが届かず、脱毛効果が得られない可能性があるから
見た目が黒くなくても、長時間紫外線を浴びている肌にレーザーを照射すると、赤みや痛みの原因になります。
また、日焼けにより肌トラブルが起こると、「日焼けした箇所を避けて照射する」か「肌トラブルが治るまで照射を中止する」こともあります。
脱毛完了期間が伸びるため、医療脱毛を受けるときは季節問わず日焼け対策をしましょう。
日焼けについては、下記の記事で詳しく解説しています。
脱毛中の日焼けがNGな理由とは?対処法と日焼け対策を解説▶︎
予防接種後は避ける
予防接種を受けた後は、1週間ほど脱毛は控えましょう。
予防接種後は肌のバリア機能が低下します。その状態で脱毛を受けると、かゆみや赤み・火傷のリスクが高まります。
予防接種を受ける方は、前もってクリニックに相談しましょう。
脱毛前の自己処理は必須
脱毛前日までにムダ毛の自己処理をしましょう。理由は下記の2つです。
- 毛が長いままレーザーを照射すると、肌表面に熱が集中して火傷のリスクがあるから
- レーザーの熱が毛に吸収され、毛根まで伝わらず脱毛効果が得られないから
脱毛前の自己処理を忘れると、「施術を断られてしまう」もしくは「剃毛代を請求される可能性がある」ので注意しましょう。
ちなみに自己処理には、肌を傷つけずスムーズに剃毛ができる電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーでの自己処理は毛穴に毛が残っている状態なので、十分な脱毛効果が得られます。
反対に「毛抜き」や「除毛クリーム」はNG。理由は次の4つです。
- 毛を根本から抜いてしまうから
- 毛穴にメラニン色素が残っていないと、レーザーが反応せず脱毛効果が得られないから
- 毛を抜くことで毛穴に炎症が起こり、“毛嚢炎”や“埋没毛”などの肌トラブルにつながるから
- 無理に毛を抜くと毛周期が乱れてしまい、照射のタイミングがズレて脱毛効果が得られない可能性があるから
また、カミソリでの自己処理は肌トラブルの原因になるので控えましょう。
正しい自己処理方法は下記の記事で詳しく解説しています。
脱毛前に自己処理が必要な3つの理由とは?正しい自己処理方法も解説▶︎
乾燥しないように保湿する
乾燥した肌にレーザーを照射すると、痛みが強く出たり、炎症を起こしやすくなったりなど、肌トラブルの原因になるため注意しましょう。
レーザー出力を弱めることもできますが、脱毛効果は下がる可能性があります。脱毛を受けるときは、乾燥から肌を守るために保湿を徹底しましょう。
飲酒や激しい運動は避ける
脱毛前は、血行が促進される「飲酒」や「激しい運動」は避けましょう。飲酒や激しい運動によって血行が促進されると、施術中は痛みを感じやすく、脱毛後はかゆみ・赤みのリスクがあるからです。
また、アルコールは利尿作用が高く体内の水分を奪うので、肌が乾燥しやすくなります。乾燥を防ぐためにも飲酒は避けたほうが良いでしょう。
脱毛前後の飲酒については、下記の記事で詳しく解説しています。
脱毛前後12時間の飲酒はNG!理由と飲酒したときの対処を解説▶︎
脱毛当日は制汗剤や日焼け止めを使わない
脱毛当日は「制汗剤」や「日焼け止め」の使用は控えましょう。パウダーやクリームによって毛穴が塞がると、毛穴の奥までレーザーが届かず、脱毛効果が下がる可能性があるからです。
汗をかいた場合は、ハンカチやティッシュなどで拭きとる程度にしましょう。
脱毛後の注意点
脱毛後は、下記3点に注意しましょう。
- 紫外線対策を徹底する
- 脱毛後も保湿を徹底する
- 血行を促進させる行動は避ける
詳しく解説します。
紫外線対策を徹底する
脱毛後は肌のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい状態です。紫外線によって肌トラブルを引き起こすリスクが高くなるため、日焼け止めや帽子などを使用して、紫外線対策を心掛けましょう。
脱毛後に日焼けをすると、色素沈着を起こす可能性があるので注意が必要です。
脱毛後も保湿を徹底する
脱毛後は普段より乾燥しやすい状態です。
乾燥を放置すると肌トラブルの原因になるため、脱毛後は化粧水・乳液で保湿しましょう。乾燥を防げば、脱毛効果も高まります。
血行を促進させる行動は避ける
脱毛前と同じく脱毛後も血行を促進させると、かゆみや赤み・痛みの原因になります。そのため、脱毛後のお風呂はシャワーで済ませ、体を洗うときは肌を刺激しないよう注意しましょう。
飲酒や激しい運動は、脱毛前だけではなく脱毛後も控えることをおすすめします。
医療脱毛が受けられない3つのケース
肌や体の健康状態によっては、そもそも医療脱毛が受けられないケースがあります。
医療脱毛を受ける前に当てはまっていないか、確認しましょう。
タトゥーがある
医療レーザーは黒色に反応するため、タトゥーとその周辺は施術をお断りする場合があります。
タトゥーの大きさによっては医療脱毛が受けられない可能性もあるため、カウンセリングで相談しましょう。
アトピー性皮膚炎の症状がある
アトピー性皮膚炎の症状が落ち着いていれば、医療脱毛は受けられます。ただし、かゆみや赤みの症状がでている場合は、その部位を避けて照射することになります。
カウンセリング時に皮膚疾患があることを伝えて、医療脱毛を受けられるか相談しましょう。
妊娠中・生理中
妊娠中は医療脱毛が受けられません。
生理中の場合、VIOを除いた部位であれば施術は受けられます。しかし、肌が敏感になっているため痛みは感じやすいでしょう。
医療脱毛の注意点のまとめ
今回のまとめです。
①脱毛前と脱毛後の注意点は下記のとおりです。
【脱毛前】
- 日焼けをしない
- 予防接種後は避ける
- 脱毛前の自己処理は必須
- 乾燥しないように保湿する
- 飲酒や激しい運動は避ける
- 脱毛当日は制汗剤や日焼け止めを使わない
【脱毛後】
- 紫外線対策を徹底する
- 脱毛後も保湿を徹底する
- 血行を促進させる行動は避ける
②医療脱毛が受けられないケースは下記の3つです。
- タトゥーがある
- アトピー性皮膚炎の症状がある
- 妊娠中・生理中
以上です。
医療脱毛は医療従事者が施術を担当し、肌トラブルが起こっても医療処置ができる安全な脱毛方法です。
とはいえ、肌トラブルを避けつつ効率的な施術を受けるには、一人ひとりが脱毛前後の注意点を守る必要があります。
不安や疑問点がある方は、カウンセリングで解消しましょう。
メンズルシアクリニック・ルシアクリニックでは、ホームページorお電話にて無料カウンセリングを受け付けています。あなたにとって最適な脱毛プランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
記事の監修者
メンズルシアクリニック 医師野口 健人
経歴
- 広島大学医学部 卒業
- 公立学校共済組合近畿中央病院 臨床研修医
- 美容クリニック 勤務
- メンズルシアクリニック 勤務
カウンセリング無料 患者様一人ひとりの想いを丁寧にお伺いします
メンズルシアクリニックでは、経験豊富なカウンセラーが患者様のお悩みをヒアリングし、どのプランが最適であるかをご提案いたします。無理に高いコースを勧めたり、希望しないプランを契約させていただくことは決してありません。料金体系に納得いただいたうえで脱毛を始めることが可能です。